西興部村立中藻小学校跡を訪ねてみた。
校門が残ってた。
西興部村立中藻小学校だと思うんだけど、
小の字の左右の点が消えている。
なんでだろ?
対になっているもう一方はぼっきり折れている。
苔の感じからそれなりに長い時間この状態だったんだろうな。
倒れている校門には表札も残っていた。
道路沿いには中藻小学校跡の石碑がある。
もう一つ記念碑と書かれた石碑。
カモ井農場開放記念
中藻小学校奉安殿
中藻部落
皇紀二千六百年十一月
等の文字が見える。
学校に奉安殿があったのかな。
皇紀2600年は西暦だと1940年。
昭和15年のことだ。
校舎は残念ながらぺしゃんこにつぶれていた。
う~ん、残念。
ちょっと肩を落としていると
ちょっと前まではつぶれていなかったんだけどね。
卒業生かい?
とお隣の敷地にお住まいになられている方から声掛けをされた。
学校跡をめぐっていることを伝えると
ゆっくり見て言って構わないと言っていただけた。
お礼を伝え遠慮なく見せていただく。
潰れていない木造校舎に会えなかったのは残念だが、
今の姿だけでもと撮影をする。
トタンがはがれていることもあり
雪が落ちなくて重さで耐え切れなくなったのかな。
きっとあと数年も経つといよいよ廃材の山となり
自然に飲み込まれていくのかな。
敷地に一つ残っていたこの建物は何だったんだろう?
先生のお家にしては少し立派に感じたけど。
きっと学校もこんな感じだったんじゃないかな。
グラウンド跡。
校舎もグラウンドも大きいので結構たくさんの児童が通われていたんだろうね。
西興部村立中藻小学校は1979(昭和54)年に
西興部村立西興部小学校に統合となり閉校している。