先日、あびらの道の駅に長男さんとお出かけしたんだけど、
小学生のころから長男さんは汽車の時間を見ることができるんだよね。
それで長男さんが時刻表を見ながら計画を立てて
一日さんぽ切符を使って旅に出てみることにしたときの記録。
大人は2,260円で子どもは半額の1,130円。
岩見沢発6:55の汽車に乗り込んで旅はスタートした。
汽車の中で自分で作成した旅程を確認する長男さん。
汽車の中は土曜日の早い時間だったこともあり乗客はまばら。
まずは小樽駅を目指す。
時々居眠りをしながら小樽駅に8:47着。
自分的にはこんな早い時間に小樽にいるのがすごく不思議な感覚。
乗り換えの汽車までは2時間ほど余裕があるので
いったん駅を出てみることにした。
小樽駅。
自宅を出るタイミングは雨が降っていたけど
ここまで来ると雨は上がっていた。
曇天ではあるけどまぁ、歩きやすいのでいいや。
駅前の国道5号線。
以前、家族で来たこともある街なので
その時のことを長男さんは覚えている様子。
長男さんには小さな頃からデジカメを持たせていることもあり、
時折撮影をしながら街を散策する。
ちなみに長男さんは当時小学6年生。
この後、修学旅行があるのだが行先は小樽。
そのロケハンも兼ねているとのこと。
修学旅行のロケハンって子どもがするのは聞いたことないけど・・・。
今回の旅の3か月前、家族で宿泊した御宿桜井さん。
まだ、記憶が鮮明に残っているよね。
手宮線の遺構。
三笠の幌内から札幌を経由し手宮に至る北海道初の鉄道。
長男さんとは何度か幌内にも行っており
鉄道の遺構や炭鉱の遺構なども見て回っているので、
すんなり話を聞いている。
もうちょっと時間がありそうなので
駅前のミスドで10時のおやつタイムとする。
父ちゃんは少しお腹が減っていたんだけど、
長男さんはそうでもなさそうなので軽く済ませておくこととした。
駅前のロータリーにいたバス。
訓練車って表示されているバスだった。
小樽10:58発の汽車に乗り込む。
今日は朝早くから行動しているためか
長男さんは眠りに入ってしまう。
少しの間休息をとっている。
12:10倶知安駅に着く。
ちょうどお昼時なのだが
残念ながらこの街に滞在できるのは30分程度しかない。
倶知安駅前のロータリー。
少し雨も降っているのだがせっかく来たので
散策してみることにした。
次の汽車に乗ることも考え
10分ほど進んで駅に引き返した。
もう少し街を散策したかったところではあるけどしょうがない。
また天気の良い時に来てみたいねぇと話をしていた。
途中いくつかの駅を車窓から眺めている。
自分もこの区間の汽車に乗ったのは多分初めて。
流れる景色を見逃さないようにこの時間を楽しむ。
長万部に14:19着。
ニセコを過ぎたあたりから晴れ間が見えだしてきた。
次の汽車までは1時間ほどあるので街を散策することにした。
駅前の通りを海に向かって歩いていく。
長万部と言えばかなやさんのかに飯だよねと思ってたんだけど、
長男さんは小樽で食べたドーナツでお腹は減っていないとのこと。
父ちゃんは思いっきりお腹が減っているんだけど・・・。
長万部の海岸まで来てみた。
海のない街で生まれ育った長男さんには
海や砂浜は特別なんだろうな。
小さな頃、自分が生まれた街の砂浜に連れて行ったときに
楽しそうに砂遊びをしていたのを思い出したよ。
駅から室蘭側をみると
ものすごく長い歩道橋が見える。
その昔は鉄道交通の要衝だった街だもんね。
長万部15:26発の汽車に乗り込む。
この後は東室蘭まで移動するんだけど、
それまでの間に長男さんが楽しみにしている小幌駅がある。
静狩の駅を通り過ぎ
長男さん待望の小幌駅に到着。
自分たちはこのまま乗っていくが
結構な数の人たちがここで乗り降りしていた。
抜けている駅もありそうだけど
いくつかの駅を通過し黄金駅。
ここから先は父ちゃんの生まれ育った街だ。
東室蘭駅16:56着。
父ちゃんがこの街を出た頃はまだ旧駅舎だったので
実はこの新しい駅舎には初めて来たことになる。
すごくきれいな駅舎になったんだね。
駅のスタンプを押している長男さん。
現在は大きくなり一人暮らしを満喫中だが、
今でもスタンプを押したりしているのかな?
さすがにお腹が減ったので長男さんに確認してみると
お腹が減っているとの回答だったので、
ちょっとご飯にすることにした。
せっかく東室蘭に来たので
西口にある味の大王で夕食をとることにした。
この街で18まで過ごした父ちゃんにとっては
思い出の味なんだよね。
カレーラーメンとライスをぺろっと食べていた。
残念ながらリライトしている今現在(2024.8)は
味の大王西口店は閉店(2022.9)してしまっているので、
これが最後の来訪となってしまった。
食後にもう少しだけ時間があったので
ちょっとだけ東通りの方に向かって散策して引き返してきた。
しばらくこの街を歩くことなんてなかったし、
長男さんと一緒に歩いているのも何だか不思議な気分だったよ。
東室蘭18:04発。
少し暗くなった懐かしい風景が
次々に車窓に流れていく。
苫小牧19:21着。
苫小牧の駅に来たのも20年位ぶり。
時間もあるのかそれとも駅や街が大きいためか、
これまでの駅に比べたくさんの人が乗り降りしていた。
苫小牧発19:47発の汽車に乗り込む。
ここから自宅の最寄り駅までは1時間半程度。
移動距離は400キロほどになった。
いつかまた旅に出たいねと話しながら家路につく。
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当時の記録としてはここまで。
数年後、長男さんがこの時のことを振り返り、
人生の中で一番楽しかったと話していた。
これから先に楽しいことはきっとたくさんあるだろうけど、
この時のことが心に残っていてほしいなって
父ちゃんは思うよ。