釧路町立汐見小学校跡を訪ねてみた。
トタンが貼られていたり
窓がアルミだったりはするけど
側面の感じからも間違いなく当時の木造校舎だ。
近くによって窓から覗いてみると
学校の痕跡が残っている。
玄関の心には汐見集会所の看板があった。
中を見てみたいなぁ・・・
ごめんくださ~い。
何と中に入れちゃった。
中には学校時代の写真があった。
すごく貴重だ。
もう一つ飾られていた写真。
学生服を着た生徒や後ろにいるのは先生とか父母なのだろうか?
手前には雪が写っているし
国旗が掲揚されているので
祝日とか行事日だったのだろうか?
壁に張られている賞状には汐見小学校の名前がある。
間違いなくここは小学校だったんだね。
ちょっとだけ中にもお邪魔する。
随分古そうな足踏みオルガン。
今でも鳴るのかな~。
窓から見えていた習字。
これを書いた子たちは今おいくつくらいになっているんだろう?
これは写生会とかの絵だろうか?
色鮮やかに残っている。
黒板はかなり劣化が進んでいる。
日の当たり具合の違いなんだろうか。
机や教壇も当時のものだよね。
玄関にあった年表を見ると
汐見小学校の歴史は昭和10(1935)年からスタートしている。
10月24日のところの文字はちょっと読めないけど、
11月15日校舎落成とある。
そして1月15日汐見尋常小学校開校の文字が読み取れる。
その年度の卒業生は3名。
卒業の年齢は12歳とすると今もご存命だとすると100歳くらいだ。
昭和17年には在校生が20人を切って昭和21年には4名となっている。
これは戦争があったせいかな。
その後は徐々に生徒数も増え、
昭和35年には生徒数が30名とピークを迎えている。
そして最終年度は昭和47(1973)年度。
この年度で廃校となり
残る7名の生徒は昆布森小学校に通うことになった様子。
貴重な資料が残っていてすごくうれしい。
こんな廃校にたくさん出会えるといいなぁ。
ここからリライト(2024.9.25)
2021年の航空写真。
訪れた時と変わらないね。
1974~1978年の航空写真。
赤い屋根が鮮やかだね。
1961~1969年の航空写真。
周囲の道はすごく貧弱だ。
建物はこのん頃からずっと変わっていないね。
釧路町立汐見小学校は1973(昭和48)年に閉校している。