釧路町立汐見小学校跡を訪ねてみた 2022.7.16

釧路町立汐見小学校跡を訪ねてみた。

 

 

 

 

 

トタンが貼られていたり

窓がアルミだったりはするけど

側面の感じからも間違いなく当時の木造校舎だ。

 

 

近くによって窓から覗いてみると

学校の痕跡が残っている。

 

 

玄関の心には汐見集会所の看板があった。

中を見てみたいなぁ・・・

 

ごめんくださ~い。

 

何と中に入れちゃった。

中には学校時代の写真があった。

すごく貴重だ。

 

 

もう一つ飾られていた写真。

学生服を着た生徒や後ろにいるのは先生とか父母なのだろうか?

手前には雪が写っているし

国旗が掲揚されているので

祝日とか行事日だったのだろうか?

 

 

壁に張られている賞状には汐見小学校の名前がある。

間違いなくここは小学校だったんだね。

 

 

ちょっとだけ中にもお邪魔する。

随分古そうな足踏みオルガン。

今でも鳴るのかな~。

 

 

窓から見えていた習字。

これを書いた子たちは今おいくつくらいになっているんだろう?

 

 

これは写生会とかの絵だろうか?

色鮮やかに残っている。

 

 

黒板はかなり劣化が進んでいる。

日の当たり具合の違いなんだろうか。

 

 

机や教壇も当時のものだよね。

 

 

玄関にあった年表を見ると

汐見小学校の歴史は昭和10(1935)年からスタートしている。

10月24日のところの文字はちょっと読めないけど、

11月15日校舎落成とある。

そして1月15日汐見尋常小学校開校の文字が読み取れる。

その年度の卒業生は3名。

卒業の年齢は12歳とすると今もご存命だとすると100歳くらいだ。

 

昭和17年には在校生が20人を切って昭和21年には4名となっている。

これは戦争があったせいかな。

 

 

その後は徐々に生徒数も増え、

昭和35年には生徒数が30名とピークを迎えている。

そして最終年度は昭和47(1973)年度。

 

この年度で廃校となり

残る7名の生徒は昆布森小学校に通うことになった様子。

 

貴重な資料が残っていてすごくうれしい。

こんな廃校にたくさん出会えるといいなぁ。