いつの頃か忘れちゃったけどここにリンゴが浴槽に浮かぶ温泉があったんだよね。
今はもう更地になってしまっていて、
残っているのはシンボルツリーだけになってしまってた。
場所はこのあたり。
万字温泉跡から少し進んだところには夕張へと続く万字峠の道がある。
例年GWの頃には雪も解けて通れるようになっている。
自分的にはもうすぐ通れるけどまだ通れないって時期に来るのが
何となく好きだったりする。
この周囲には万字炭鉱にまつわる痕跡が今でも残っていて、
時々見に来てしまう。
万字覆道。
この辺りの道路で特徴的なスポット。
これを見に来るもの好きはたぶんあまりいない。
入口のところにあったプレート。
1981年12月とあるので昭和56年に作られたんだね。
ちょうど同じ年の9月にこの谷の下を通っていた万字線の
廃線が決まった頃。
もう随分前のことだね。
この春、違う街へ旅立つこととなっている長男さん。
小さな頃から見てきた景色を留めている。
今見ている景色は次に見た時には違う景色になっていることを
小さなときから感覚的に知っている。
今度ここに来た時にはきっと違う風に見えているよ。