たまたま近所に用事があった際に通りかかったので
寄ってみたって感じなんだけど。
周囲を見るとしばらく使われていなくて
整備しなおした感じ。
近くにあった説明板には
ケラムイ間を繋ぐ海底ケーブルの陸揚施設で明治時代に
旧逓信省により設営されたとされています。
蘂取(しべとろ)村を繋いでおり、通信連絡手段として重要な
役割を担っていました。
〇ハッタラとケラムイ間に敷設された海底ケーブル線は英国製で、
その構造は、中心に二本の導線があり、導線の周りをゴムで覆い、
その外側を約1センチメートルの麻のような繊維で覆っています。
さらに外周に一本約5ミリメートルの鉄線13本を用いて保護しています。
〇明治30年代、英米の密漁船対策やロシアの東漸政策への対策として
千島の警備強化が必要となり、通信連絡手段の確保のため、
北海道本島から択捉島蘂取村までの電信線架設事業が明治29年から
二ヶ年計画で実施されました。
「国後島アトイヤ岬~択捉島丹根萌(たんねもい)」間を海底ケーブルで
結んでいましたが、流氷により両海底ケーブルが相次いで不通となって
しまったため、明治33年に「根室村ハッタラ~国後島ケラムイ」、
「国後島白糠泊(しらぬかとまり)~択捉島丹根萌」間に海底ケーブルを
敷設し直しました。
〇本施設はかつて「四島に日本人が住んでいた」ことを示す証拠であり、
当時の姿を残す、数少ない非常に貴重な建物であり、また、「北方領土が
日本の領土」であることを国内外に発信していくことが重要であることから、
平成25年に根室市が施設と土地を所有者より購入し、保存・整備を行っています。
とあった。
もしかしたらこれまで何度か通っていた道路なので
単純に見逃していたのかも。
中は何か廃材が入っている?
足元を見てみると錆びたボルトとナット。
当時のものだろうか?
あとすごく古びた100円玉を見つけた。
これ、当時のものだったら歴史的発見かもって思ったんだけど。
って思って帰ってきてから調べてみると
今の100円玉って昭和42年から使われてるんだね。
割と最近だった。
ちょっと夢見ちゃったよ。